Amazon Bedrock AgentCore
概要
AIエージェントを本番運用するためのもの。2025年10月にGAになった。
Amazon Bedrock Agentsとの違い
Bedrock Agentsはフルマネージドなエージェントサービスであり、別のサービスになる。 Bedrock AgentCoreは任意のフレームワークやモデルで構築したエージェントを本番レベルでホスティング・運用するためのサービス。
9つのコンポーネント
単体や組み合わせとわないモジュラー設計になっている。
| コンポーネント | 役割 | 主要仕様 | ステータス |
|---|---|---|---|
| Runtime | サーバーレス・マイクロ VM でエージェントをホスティング | マイクロ VM 分離、最大 8 時間、HTTP/WebSocket、MCP/A2A | GA |
| Gateway | API/Lambda/サービスを MCP ツールに変換・公開 | OAuth/IAM/API キー、セマンティックツール選択 | GA |
| Memory | 短期・長期・エピソード記憶の管理 | CreateEvent で短期蓄積、非同期抽出で長期化、意味検索 | GA |
| Code Interpreter | 安全なサンドボックスでコード実行(Python/JS/TS) | インライン 100 MB・S3 経由 5 GB・既定 15 分/最大 8 時間 | GA |
| Browser Tool | クラウドブラウザでウェブオートメーション | WebSocket、Live View、S3 録画、最大 500 同時セッション | GA |
| Identity | エージェント向け認証情報管理(OAuth・IAM SigV4) | IAM SigV4、OAuth2.0、API キー、Token Vault | GA |
| Observability | OpenTelemetry 形式のテレメトリ → CloudWatch | CloudWatch、OTEL 互換、セッション/トレース/スパン 3 層 | GA |
| Policy | Cedar 言語によるリアルタイムポリシー適用 | Cedar または自然言語からポリシー作成、default deny | Preview |
| Evaluations | 13 種のビルトイン評価器で品質モニタリング | LLM-as-a-judge 含む、CloudWatch 統合 | Preview |
Runtime
ホスティングするためのマネージドサービス で、アプリの実行基盤になる。 ホスティングになるため、エージェントフレームワークやモデルは自由に選択が可能。
各ユーザーセッションに対して専用のmicroVMが割り当てられ、計算リソース、メモリ、ファイルシステムが完全に分離される。エージェントが他のユーザーのデータにアクセス出来ない状態になる。
セッション管理
- セッションごとに専用のmicroVMが用意され隔離される
- セッション終了後にメモリはサニタイズされて、すべてのセッションデータは削除される
- セッションは最大8時間、非アクティブ15分(デフォルト)で終了
-
セッションの状態は
- Active
- Idle
- Terminated
- 最大100MBのペイロード対応
- HTTP, WebSocketの双方向ストリーミング対応
- スケーリングはゼロから数千同時セッションまで自動スケール
Gateway
MCP変換
- OpenAPI、Lambda、API Gateway、MCPサーバーをMCPプロトコル変換
認証
Inbound認証
- JWT、IAM SigV4、NONEで着信リクエストを検証
Outbound認証
- M2M、Gateway IAMロールでターゲットAPIを呼び出し
セマンティック検索
- 組み込みツールでコンテキストに応じた最適ツールを選定
インターセプター
- Lambda関数でリクエストとレスポンスをフックする
マルチMCP統合
- 複数MCPサーバーを単一エンドポイントに集約
Identity
2層認証アーキテクチャ
-
Inbound Auth (エージェントへの着信認証)
-
IAM SigV4
- デフォルト
-
JWT Bearer Token
- カスタムJWT認可(Cognito、Okat、Auth0等)
- SigV4との同時利用は不可
- JWT authorizer は OIDC discovery 必須
- custom claims で
tenant_idなどを必須化可能
-
IAM SigV4
Token Vault
- OAuth token、refresh token、API Keyを一元管理出来る
- refresh tokenの自動利用に対応している
Memory
短期記録
- 最大365日まで設定可能
長期記録
-
4種類の戦略で管理
-
summaryMemoryStrategy
- セッションの会話を要約して保存
-
userPreferenceMemoryStrategy
- ユーザーの好みや行動パターンを学習・記録
-
semanticMemoryStrategy
- ドメイン固有の事実情報を抽出・保存
-
episodic
- 状況、意図、評価、行動、結果を構造化して記録
- 2025年12月追加
-
仕組み
-
抽出
- 進行中のエピソードを分析して、完了を検出
-
統合
- 完了したエピソードを単一のレコードに統合
-
リフレクション
- 複数エピソードを横断して成功パターン、失敗パターン、ベストプラクティスを抽出
-
抽出
-
summaryMemoryStrategy
Code Interpreter
-
対応言語
- Python、JavaScript、TypeScript
Browser Tool
-
接続方式
- WebSocket
Observability
Evaluations
Policy
作成日: 2025-03-06 11:00
更新日: 2025-03-06 11:00
